実際に占い師に占ってもらいたいこの頃

最近、最寄りの駅のそばにある商業施設で、占いをする人たちをよく見る。数年前まで、僕は「占い?当たるわけないでしょーが!そんなんにお金をかけてもしょーもないよ」と唾を吐きながら言ったと思う。

 

でも、以前に僕のブログに書いた「夢占い」の話を見た人は分かると思う。今の僕はそういう占いが嫌いじゃない、むしろ好きなんじゃないかと。

 

思い返せば、僕が占いに全く関心を示さなかったころの僕は、大きな悩みなんてなかったし、今と比較したらストレスが少ない生活を行っていた気がする。意味もなく一人で3時間ほど散歩していた。行動力も今よりあった。

 

ただ、夢占いを見るようになった数年前から、よく頭の中で自問自答を繰り返し、内向的になっていった。それぐらいの時期から、占いに目もくれなかった時期にはなかった「自分に対する悩み、不安」の存在に気付くようになった。

 

今の自分自身が何者か、何がしたいのか、何もできないんじゃないのか?と悩むようになってから、不安がガスのように、心の中に充満してきたことに気づいたのだ。

 

その不安は漠然としたものだった。ただなんとなく不安感が心の中にあるのだ。

 

その不安感を消そうと思って趣味に没頭しようとした。7年ぶりにプラモデルをつくってみた。楽しかった。けどプラモデルを作り終わると不安が邪魔してきて生活に集中できなかった。ダメだった。

 

僕よりも不安そうな人を探して安心してみようとした。周りを見てみると、いわゆる「リア充」みたいな奴らが目にはいってくる。わけもなく不安で人生が楽しくなさそうな僕と彼らを比較して寂しくなった。あと、自分より下を探して安心してやろう、という考えを持った自分がめちゃくちゃ矮小に思えた。ダメだった。

 

結局、不安はぬぐえなかった。その場しのぎの趣味で一時的に不安を消すことはできても、数分後に不安が湧き出てきた。

 

当時の僕は大学生だった。講義の成績も悪い、一緒に講義を受ける友達もいない、部活もうまくいかない、家の雰囲気も悪い。そんな状態だった。

 

そんな「当時」の自分は、明るい「未来」を想像できなかった。

 

だから占いに興味を持ったんだと思う。

自分の未来が描けなかったから占いで未来を見てみたくなったんだ。

 

とりあえず、夢占いをしてみた。当時の僕はよく夢を見ていたからだ。

 

夢占いをしてみて気づいたのだが、占い=未来を予想すること、ではない。占いによって今の自分がどのような状況であるか当てる(把握する)こともできるらしいのだ。

 

就職活動をしていた時に、殺人鬼に追いかけられる夢を見たのだが、どうやら何かに追いかけられる夢は「何か不安や焦りがあるとき」に見るらしい。

 

当時の僕はエントリーシートの記入に追われていたので、多分その焦りが「殺人鬼に襲われる夢」として現れたのだと思う。

 

追いかけられる夢を見た後に、前述した占いの結果を知った時に「占い面白っ!!」と思った。実際にエントリーシートの記入が間に合いそうになくて焦ってたし。

 

それまで、占い?下らん。と考えていた僕だったが、その経験を経て、占いに興味を持ったのだ。

 

もちろん、夢で未来を占おうとしたこともあったけど、当たってんだか当たってないんだかよくわからなかった。言葉にするのが難しい。「部分的にあってる」といった感じだった。アキネーターか?

 

最終的に何が言いたいのかというと、占いってロマンがあって面白いなってことである。