結論→理由→具体例

大学3年生の冬、友人2人とサークル帰りにファミレスで談笑していた時のことである。

友人は二人とも男性であり、片方は彼女ができたばっかりで、もう片方は、今付き合っている彼女と別れるか否かの瀬戸際の状態であった。

 

ちなみに当時の僕は彼女ができたことが一度もなかった。

 

彼らと恋愛トークをしていたのだが、やはり自分だけ彼女無しとなると話題に乏しい。というよりも、自分だけ「年齢=彼女無し」という状況のせいで、彼女ができたことのない自分に対する焦燥感や、二人に対する嫉妬がぽつぽつと心の中に降ってきた。

 

僕は友人になぜ僕に彼女ができないか聞いてみた。

 

友達はこう答えてくれた。

 

1.話の内容がよくわからないときがある。

2.身長が小さい

3.シンプルに出会いがない

 

2に関しては、学生のうちは外見を気にされるのは仕方のないことだから、他のことを頑張ろうと言われた。3に関してはマッチングアプリでもやりなさい、お前の周りに女友達がいる人が少ないのだから新しい出会いはそうでもしないと作れない。という結論であった。

 

ちなみに僕の学科の男女比率は9:1、高校時代の友人はほぼ(8割ほど)女友達はいない。よく友達の紹介で女の子と知り合う人がいるというが、僕からしてみれば無理であった。残念!!

 

さて、問題は1である。

 

話の内容がわからない、ということはつまり、話の内容の伝え方が悪く、相手に自分の話したい内容が伝わっていない、ということである。(多分)

 

僕はどうも話をするのが下手糞になってしまうときがある。ブログを書いているときもそうなのだが、頭の中で文章をまとめてそれを順序だてて話すのが苦手なのだ。話しているうちに何を話そうとしていたかわからなくなり、話の内容があっちこっちに変わってまとまらなくなるのだ。

 

最初に結論から話し、後から理由を言うなど、話の順番マニュアルを頭の中で意識するといい、と就職の手伝いをしてくれたあんちゃんが教えてくれた。このことを意識してから、少しは改善した気がする。

 

あくまで、「気がする」だけである。意識するようになったせいで話す際のレスポンスが遅くなったのは確かだが、前よりも考えて会話をするようになったのは確かである。

 

また、話の順序を意識してから、いかに自分が何も考えずに会話をしていたかわかった。友人との会話に思考なんて必要ないだろ!ノリやフィーリングで会話できるのが友達ってもんだろ!と言いたい人がいるかもしれない。それは会話力の高い者にのみ許された行為なのだ。

 

僕にゃ無理だった。友人だろうと先生だろうと家族だろうと、適当に会話したら意味不明な会話になってしまうノータリンが僕である。半年ほど前に、僕の父は温かいカフェオレの入ったマグカップを片手にコーラを飲みたいと言っていたが、そんな感じの会話になってしまうのが僕である。

 

ちなみに会話の方法を意識したからといって、別に女の子と仲良くなれたとかそういうオチではない。モテない男性のみんなは安心してほしい。僕は君の見方だ。