ナメられ人生

昔あったイヤーな出来事を思い出して、布団の上で悶えたり、イライラが沸々と湧き上がってきた経験がある人、いらっしゃるのではなかろうか。あの時に沸いた怒りはどこにぶつけりゃいいのか迷いますよね。

 

そういうとき、僕は気晴らしに音楽を聴いたり、ゲームしたり散歩したりしてイライラを紛らわすのですが、今回は珍しくブログで世界に向けてイライラを放とうと思います。僕の放ったストレスで気分を悪くした方がいたら、申し訳ございません。今のうちに謝っておきます。

 

世の中、見た目で人を判断して、それで見下してくる人っていますよね。あ~コイツ気が弱そうだからちょっかいかけたろうかな!とか思ってるんでしょうかね。ありますとも、そういう出来事。

 

僕が小2の時でした。当時の僕は転校して知らない学校に通うことになりました。ある日僕は、転校先の学校への道のりの確認のために親と一緒に自宅から学校へと歩いていました(たしか初登校の3日前だったはず)。

 

15分ほど歩いたとき、目の前をおそらく上級生であろう男子生徒が歩いているのを見ました。その風貌はいかにもガキ大将といったような見た目だったのを覚えています。骨太のガッチリした体形、性格の悪そうな目つき、いかにも田舎のクソみてえな不良少年になる未来が見えました。

 

今だったらそんな奴と絶対に目も合わせたくないのですが、当時の僕は違いました。気になるものはつい目に入れたくなる質だったのです。ついぼ~っとそのガキ大将を凝視してしまったのです。

 

ガキ大将と目があいました。おそらく(転校生である)僕を見て「よそ者だし威嚇でもしてやろうか」とでも思ったんでしょうね。僕は、すれ違いざまに足を引っかけられて転ばされてしまいました。

 

正直何が起こったかよくわかりませんでした。だって知らないやつ(しかも僕下級生でした...)に突然転ばされたんですから、ふつうやらないよそんなこと!

 

あと、嬉しそうにガキ大将が笑っていたのを覚えています。ひでえよ、こっちはまったくの無警戒だったうえに身長も30cmくらい違っていたんだ(僕は昔から身長が1番前だった)、喜ぶなよ、弱い者いじめして笑うのってめっちゃダサいぞ。

 

それ以降、質の悪い不良に絡まれることが時々あるのです(不良ばっかの学校に通うことにならなかったのは不幸中の幸いかも)。

 

高校生の時も、信号機のボタンを押そうとしただけで「コラテメエなんで押すんじゃナメとんのか!」と、隣で同じようにボタンを押そうとしてた男子生徒に絡まれたことがある。確かに、その男の子に気づかずにボタンを押した僕にも非はあるのかもしれない(偶然チャリに乗ってた僕が横からボタンを押す形になってしまってはいた)。

 

だとしてもそりゃあないでしょう。なんでボタン一つで怒られにゃならんのだ。しかもそうやって絡んでくる人間って、頭の悪そうで下品な顔をした奴しかいない。顔面は性格に比例して醜くなるのかもしれない。

 

ただ悲しいことに、僕はそういう不良に絡まれた際、いつもペコペコしてなるべく穏便に事を済ませようと不満を押し殺して我慢する(なんでこんなやつらの機嫌を取らなきゃいけないのだ)。腕っぷしの弱い僕はこういうとき無力である。別に喧嘩をすればいいというわけじゃないけど...(喧嘩はダメ!危ないから)。

 

なんでヤンチャな人に嫌がらせだったり絡まれがちなのか、考えてみるとひとつの解が浮かんだ。見た目や雰囲気がいかにも弱そうな人間だからだ。身長は160cmにも満たず、自信なさげな表情、人の顔色を疑うような目、そりゃあ虐められるし舐められる。もし僕が逆上して殴りかかったとしても負けない、と思っているのだ。ひどっ!!

 

よくいじめられる側に原因はないとかいうけれど、そんなことはない気がする(もちろん、虐められている子に罪はない!)。やっぱり虐められる人ってそれなりに虐められやすい雰囲気やオーラをまとってると思う。そのオーラを嗅ぎ取っていじめっ子は虐めるターゲットを見つけるのだ。質が悪いやつらだ。

 

そんなこともあってか僕はいかにも不良っぽい人やチャラチャラしてる人間が嫌いだ。あのデカい態度だったり、群れてたむろする姿を見ると虫唾が走る。唾はいてやろうかな(絶対無理!)。

 

僕は基本的に人の顔色うかがって過ごしてきた気の小さい人間であるせいか、彼らの「俺様」感を感じるとイライラしてしょうがない。お前らのような態度と体だけデカいやつらは地下鉄に乗るな。邪魔でしょうがない。

 

しかも大抵いつも楽しそうに大声で喋っている、女の子も連れている(これは悔しい)、僕の持ってない自身やガールフレンドを持っているのだ。なんであんな奴らが僕の持っていない物を持ってるんだ、気に入らん!

 

その2点に関しては僕よりもちょっと上手なのだ。だからこそせめてもうちょっと公の場では配慮のある行動を心掛けてほしい。じゃないとなんだかみじめに感じてしまう、僕自身を。