恋せよ漢

この前、とあるスーパーで買い物をしたときに、同い年くらいのレジの女の子に「お疲れ様です。」と言われた。いや、もしかしたら「ありがとうございます」の可能性もなくもないんだけど。ほぼ確実(90%くらい)お疲れ様です。と言われた。

 

同じバイト先の人なら「お疲れ様です」とあいさつするのはわかるけれど、ふつうは「お疲れ様です」、とお客様に言うだろうか。

 

そのスーパーというのが、僕のバイト先に隣接するスーパーなのだ。だから、彼女がバイトの僕を見ていたからこそ、「お疲れ様です」と言われたこともあり得る。でも、レジで労いの言葉をもらったときに引っかかった。もしかして知り合いなんじゃなかろうか。中学の同級生だったとか可能性は十分にある。

 

正直、(多分知らない)女の子に「お疲れ様です」と言われたら、僕はすごくうれしい。いいことあるもんだなって思う。正直気になってしまう。

 

僕は今まで人を好きになったことがあるのかわからない。恋する気持ちがどんな気持ちであるかわからないのです。きっと女の子に思いを伝えた経験がないからである。というよりも、女の子と親しくした経験がないからだと思う。女性との経験の浅さゆえに自分の恋愛観が定まっていないのだ。ギザ悲しす。

 

けれど、この子可愛いなあ、とか、この人気になるなあ、と思った経験は何回かある。そのたびに思う。僕はなんて気になる人が多いのだ。なんて罪な奴なのだ。いろんな人に心を寄せようとしているじゃないか。と

 

もちろん、さっきのレジの女の子もすっごい気になった。帰宅してから、いろいろ考えた。知り合いなのかな。仮に知らない子だったらなんで挨拶してくれたんだろうとか、これって恋のはじまりってやつかな??とか。彼女がこのブログを見たら多分ドン引きだろう。ネットの匿名性って素晴らしい!

 

20歳を過ぎたころだったと思う。あれくらいから、もの凄く恋愛に憧れた。周囲の友人や知り合いたちが彼女を持つようになり、恋愛話がよく話題に上がるようになったかである。実はもの凄く羨ましかった。以前のブログでも書いたと思うのだけど、僕はすごく嫉妬しやすくて他人を気にする性格なので、自分の経験のなさを気にした。

 

それから、カップルを見るたびにムスッとするようになった。幸せな人を見てるとこっちまで幸せになる。とかいう人もけれど、赤の他人が幸せそうな姿を見てても別に幸せにはならなかった。少なくても幸せそうな男女を見ると、ケッ!くだらんとか思ってた。内心、自分をみじめに感じた。自分はなんて妬ましい人なんだと思ってよけいみじめに感じた。

 

多分恋に恋しているんだろうなと思う。恋して、恋人ができて、デートしたり、手をつないだり、恋人らしいことをする。そんな毎日に憧れているのだ。

 

きっと恋人がいる人からしてみりゃ、デートとか、そんなお前が思ってるほど大したことじゃないよ。って言ってくれると思う。うるせえ!!俺にとっては大したことなんだよ。学生生活の中で彼女がいたお前にはわからん。俺の気持ちは。

 

悲しいけれど、バレンタインチョコは10年以上もらってない。すくなくとも中学に上がってからは親以外にもらってない。きっとそうなってしまった理由はいくつかある。語ると6000字くらいになりそうだから、詳しくは書かない。機会があったら書きたい。

 

ちなみに、大学3年生のときに友人に「なぜ俺に恋人ができないのか」という議題で話したことがある。この話もすごくしたい。これもまた今度。

 

最後に言いたい。特に自分に自信がない童貞の男性たちに言いたい。「学生時代に恋愛しとけばなあ」と。さっきも書いたけれど、拗らせるのだ。嫉妬深く自分に対する正当な評価を下せない正確に育ってしまった男性は、恋愛をこじらせる傾向があると思う。

 

恋愛してきてないチェリーボーイの大半は、女性との距離の詰め方がわからないのだ。そのような男性の大半は、女性に対して気遣いをしないわけでもないし、なんなら、女性に対して優しくしようとする男性だと思う(そう思いたい)。

 

でもその気遣いが不自然になってしまっている気がする。どう女性に接するべきかのバイブルがないからしょうがないのだけど。それと、すぐ女性と仲良くなったと勘違いする。業務連絡のラインが来て、ちょっと教室で話しただけで「この子可愛いな。てか、話しかけてくれたってことは気があるんちゃうん?」と思う。自惚れるなタコ助が。

 

そういう経験を何度しても一向に女性に対して親しくなれない。迷走してしまう。恋とは何か、俺はなぜ女友達ができないのか。なぜあいつはモテるのか、駅にいるカップルをチラ見しては焦燥感にかられるようになる。このブログを見てくれたみんなはぜひこうならないようにしてほしい。

 

と、いうことでこういう男にならないための方法を皆さんに教えたいと思う。「それは、他人と自分を比べない」ことである。自分の思う楽しいこと、夢中になれることに正直になって日々を過ごすと、他人からの評価や他人との優劣を気にする人間になりにくくなると思う。ぜひ、皆様の心に正直になって、楽しいと思ことに意識を向けて、時間を注いでみてほしい。

 

見直してて思った。なんだか気色悪い...。気持ち悪いしなんだか悲しい。青春時代に真っ当な恋愛をしなかったせいでねじ曲がってしまったやつの文章だ。でも、ブログとして公開しよう。だって匿名だもの。ネットって素晴らしい。